全25区画、区画面積は53~75坪、平均63坪(210㎡)のゆとりある広さを確保しました。接道面の長さと奥行きのバランスが良く、プランニングしやすいフラットな地形です。北入を避け、東・西および南向き区画の計画とすることで、日照・通風・採光性能を高めています。
道路を挟んで対面する区画は、東西ラインをずらすことで、見合いを避けプライバシーに配慮しました。この区割りのズレが建物の配置のズレにつながり、街並みの風景に独自の趣とリズム感を生み出します。
北側の保福寺線から入り、街を南北に縦断するメインロードを軸に、東西の公道につながる有機的な道路計画としました。部分的に緩やかなカーブを取り入れた道路線形が、街並みの風景に変化をもたらします。開発道路は幅員6.2〜6.5m。すべての区画が6.2m以上の道路に接面し、街区の日照・通風・採光性能を高めています。
見通しがよく死角ができにくいオープン外構を基本に計画していただきます。塀や垣根をなくすことで、自然にご近所とも顔を合わせやすくなり会話も生まれます。ちょっとした触れ合いの積み重ねを通して、防犯意識や子どもたちの見守り意識の高いコミュニティが育まれるように、と考えました。
統一感ある美しい街並みは、街の資産価値の維持・向上のための重要な要素になります。『スマートハイムシティ上田市上田原』では、各区画の建物配置や駐車スペースの位置をはじめ、外構や植栽のルールを「街づくりデザインガイドライン」に定め、 景観づくりと住みやすい環境づくりをコントロールします。